失って気づくこと

コロナ後の世界、というのを意識する時期になってきたと思います。徐々に前向きなニュースも出てきているので気持ち心なしか明るくなるようなそんな気がしてしまうのは私だけでしょうか。

やはりここ2ヶ月、皆さん我慢して我慢して自分なりにできることを考えてこの危機をみんなで乗り越えようとして、世界的に見れば特に日本は国民一丸となった具合が高かった気がしてしまいます。

ぼちぼち緊急事態宣言解除も見えてきて、これまでほどの自粛は要請されなくなるのだと思いますが、それと同時に新しい生活様式ニューノーマルという生活を我々が作っていかなくてはいけないわけで、そこはまた違った辛さがあるようにも思います。

何せ3密回避というのが大きな制約としては残るでしょうから、仕事の会議やオフの飲み会などのやり方も変えなくてはいけない。これまでのように自由な気持ちで外出することはなくなるでしょう。そういうところからニューノーマルが作られていき、半年1年もたつと当たり前のサムシングが我々の生活に溶け込んでいるのでしょう。なんだか不思議な感じですが、それほど今回の件は人類に大きな影響を与えた、あるいは何かを気づかせてくれた、学ばせてくれたのかもしれません。

ただ、人間はのど元過ぎれば、という面も大いにあるわけで、そこが難しいところですよね。

最近の自粛生活を通して、やはり人間の本質として、人とのふれあいは心のどこかで求めているものだとふと思ったりしました。そえゆえ今大変なことになってしまっているビジネスは、これまで人間の本質が求めるもので成り立っていたとするならば、今後時間はかかるかもしれませんが、必ず元に戻る、と信じたいと思います。